TracをWindowsXPへインストールする

「なんでわざわざWindowsを使うのか?」なんてことを聞いてはいけない。

用意したもの

手順

とりあえずいじる

初期ユーザは「admin」のみ。
パスワードもadmin。
TracWebAdminとかTicketDeletePluginとかを入れておくと便利そうだがとりあえず後回し。

※[trac_install_path]は適宜読み替えること。デフォルトであればC:\trac-0.1.1になっているはず。

プロジェクトを作成する

コマンドプロンプトを起動して[trac_install_path]\admin\tracへ移動する。

set PROJECT_ID=[作成したいプロジェクトID]

としてから、trac-admin.batを起動。

initenv

と入力。すると、プロジェクト名等を聞いてくるので入力する。
何も入力せずにEnterを押下すると、プロンプトに表示されているデフォルト値が適用される。
Tracインストールガイドにも記載されているが、Subversionリポジトリへのパスは必ず変更する。
[trac_install_path]\svn_repo\projects\[プロジェクトID]とかにしておく。

exitまたはquitとタイプしてtrac-adminを終了し、create-trac-env.batを実行する。

ユーザを追加する

コマンドプロンプトを起動して[trac_install_path]\adminへ移動する。

set-project-id.bat [プロジェクトID]

としてから [trac_install_path]\admin\apacheへ移動する。
ここで、set-project-idの引数は任意のプロジェクトIDである。
つまり、プロジェクト毎にユーザが管理される。

adduser.bat [ユーザ名] [パスワード]

としてユーザを追加する。
(ユーザ名は日本語も使えるようだが、真人間はそんなことをしてはいけない。
こんな実験をしたのは、レポートの「担当者」にユーザ名がセットされるため。
日本語で表示できるといいなぁと思ったのでやってみた。
…が、アルファベットにしとくのが無難でしょう。)

もっといじる

なんとなく使い方も理解してきたので本格的にいじってみる。

ユーザに権限を付与する

コマンドプロンプトを起動して[trac_install_path]\adminへ移動する。

set-project-id.bat [プロジェクトID]
(引数は任意のプロジェクトID)

としてから [trac_install_path]\admin\tracへ移動し、trac-admin.batを起動。
permissionコマンドで権限の付与・削除を行う。
詳細はhttp://localhost/projects/default/wiki/TracPermissionsを参照。
データベースでよくやるように、ロールというかユーザグループを作成して
権限を与えるのが分かり易いだろう。

TracWebAdminを導入すれば コマンドプロンプトからではなく、ブラウザ上から操作することもできる。

INIファイルによる設定

設定ファイルは[trac_install_path]\trac_repo\projects\[プロジェクトID]\conf\trac.iniにある。
詳細はhttp://localhost/projects/default/wiki/TracIniを参照。

プラグインの導入

http://localhost/projects/default/wiki/TracPluginsを読んでみると、
ez_setup.pyが必要と書いてある。
All-In-One-Tracの場合は導入した状態でインストールされる。


ためしに、コマンドプロンプトで[trac_install_path]\pythonに移動して

python ez_setup.py

とすると、

C:\trac-0.1.1\python>python.exe ez_setup.py
Setuptools version 0.6a11 or greater has been installed.
(Run "ez_setup.py -U setuptools" to reinstall or upgrade.)

と表示される。
あとはhttp://localhost/projects/default/wiki/TracPluginsに従って
とりあえずTrackWebAdminを入れてみる。